1に運動,2に食事
「1に運動,2に食事,しっかり禁煙,最後にクスリ」
これはなに?
スローガン?キャッチフレーズ?
運動に食事に..で禁煙がきて,最後はクスリだって?
まさかこの最後の「クスリ」っていうのは,麻薬のことではないでしょうね?..失礼m(__)m
さて,このキャッチ(とさせてください)は何なのか?
平成17年9月15日,
「今後の生活習慣病対策の推進について(中間とりまとめ)」がまとめられ,
厚生労働省の審議会議事録ページに掲載されています[概要/1/2/3].
この中の「今後の生活習慣病対策における具体的な対応方針」
Ⅰ 健康づくりの国民運動化(ポピュレーションアプローチ)
(3)具体的な施策プログラムの提示
というところの副題として掲げられている言葉です.
つまり,生活習慣病対策のため,健康づくりのため,国民の皆が具体的な行動として,
まず第1に運動しましょう.
そして2番目には,バランスのとれた食事を適量摂りましょう.
たばこは健康問題との関連も指摘されていますから,できるだけ禁煙努力をし,
それでもダメならクスリに頼りましょう.
要するに,病気(生活習慣病)になってから医療(クスリ)に頼っても遅くて,
日頃から,運動や食事に配慮し,禁煙努力をし健康な生活習慣を心がけてください.
...そんな思いの込められたものなのでしょうか.
「厚生科学審議会地域保健健康増進栄養部会第18回議事録」(05/09/07)
の中には「健診」を入れたらどうかとか,「クスリは最後」もあるとか.
あるいはまた「5にクスリ」だったじゃないか,
ならば「3,4がなくて」となるのに「しっかり禁煙」?
ホントは1にも2にもと同じ言葉を繰り返して強調するんじゃないの,とか...
話が脱線しました.
けれども,そんな言葉1つ1つについても協議され,
ちょっと笑えてきてしまいましたので,紹介させていただきました.
国の生活習慣病対策に関する考え方は,
1つ前の議事録[第17回(05/08/29)]なども合わせて,
中間報告を読むと,解りやすくなりますよ.
まぁ,そんなワケで,
生活習慣病対策・健康づくりのための第1の方法に「運動」が取り上げられたのです.
これはある意味,革新的だと思いますよ.
今後は「ライフスタイルに応じ,運動不足の解消を目指した具体的な実践方法等をわかりやすく示した」「エクササイズガイド(仮称)」というものも策定されるとのこと.
ただ,確かに「運動」を英訳すれば「エクササイズ」になるのだが,
ここがちょっとひっかかる.
生活習慣病の治療,すなわち「運動療法」としてなら,それでもいいだろう.
いや,その方が適切なのでしょうね.
けれども,このキャッチが挙げられているのは,
あくまでも「健康づくりの国民運動化(ポピュレーションアプローチ)」の中であり,
その次の項にある「網羅的・体系的な保健サービスの推進(ハイリスクアプローチ)」
ではないのだから...
運動しろなんていわれると,そんな時間がどこにある..抵抗したくもあり,
あるいは元々運動嫌いだから生活習慣病リスクが高まるんだなんて話もある.
だからここは,アメリカが以前に採った戦略にまねて,
日常生活全体をいかにアクティブにするのか,身体活動量を増やすのか,
そんな方向で「フィジカルアクティビティガイド」なんてのは,ダメかしらん.
一般受けしないか..^^;
この「運動」の問題は,また別の機会に述べることとします.
ちょっと古い情報ですが,
私のサイトのサブコンテンツ「歩いて元気に」の中にも,運動のことを書いています.
もしよろしければ,ご参考まで.
これはなに?
スローガン?キャッチフレーズ?
運動に食事に..で禁煙がきて,最後はクスリだって?
まさかこの最後の「クスリ」っていうのは,麻薬のことではないでしょうね?..失礼m(__)m
さて,このキャッチ(とさせてください)は何なのか?
平成17年9月15日,
「今後の生活習慣病対策の推進について(中間とりまとめ)」がまとめられ,
厚生労働省の審議会議事録ページに掲載されています[概要/1/2/3].
この中の「今後の生活習慣病対策における具体的な対応方針」
Ⅰ 健康づくりの国民運動化(ポピュレーションアプローチ)
(3)具体的な施策プログラムの提示
というところの副題として掲げられている言葉です.
つまり,生活習慣病対策のため,健康づくりのため,国民の皆が具体的な行動として,
まず第1に運動しましょう.
そして2番目には,バランスのとれた食事を適量摂りましょう.
たばこは健康問題との関連も指摘されていますから,できるだけ禁煙努力をし,
それでもダメならクスリに頼りましょう.
要するに,病気(生活習慣病)になってから医療(クスリ)に頼っても遅くて,
日頃から,運動や食事に配慮し,禁煙努力をし健康な生活習慣を心がけてください.
...そんな思いの込められたものなのでしょうか.
「厚生科学審議会地域保健健康増進栄養部会第18回議事録」(05/09/07)
の中には「健診」を入れたらどうかとか,「クスリは最後」もあるとか.
あるいはまた「5にクスリ」だったじゃないか,
ならば「3,4がなくて」となるのに「しっかり禁煙」?
ホントは1にも2にもと同じ言葉を繰り返して強調するんじゃないの,とか...
話が脱線しました.
けれども,そんな言葉1つ1つについても協議され,
ちょっと笑えてきてしまいましたので,紹介させていただきました.
国の生活習慣病対策に関する考え方は,
1つ前の議事録[第17回(05/08/29)]なども合わせて,
中間報告を読むと,解りやすくなりますよ.
まぁ,そんなワケで,
生活習慣病対策・健康づくりのための第1の方法に「運動」が取り上げられたのです.
これはある意味,革新的だと思いますよ.
今後は「ライフスタイルに応じ,運動不足の解消を目指した具体的な実践方法等をわかりやすく示した」「エクササイズガイド(仮称)」というものも策定されるとのこと.
ただ,確かに「運動」を英訳すれば「エクササイズ」になるのだが,
ここがちょっとひっかかる.
生活習慣病の治療,すなわち「運動療法」としてなら,それでもいいだろう.
いや,その方が適切なのでしょうね.
けれども,このキャッチが挙げられているのは,
あくまでも「健康づくりの国民運動化(ポピュレーションアプローチ)」の中であり,
その次の項にある「網羅的・体系的な保健サービスの推進(ハイリスクアプローチ)」
ではないのだから...
運動しろなんていわれると,そんな時間がどこにある..抵抗したくもあり,
あるいは元々運動嫌いだから生活習慣病リスクが高まるんだなんて話もある.
だからここは,アメリカが以前に採った戦略にまねて,
日常生活全体をいかにアクティブにするのか,身体活動量を増やすのか,
そんな方向で「フィジカルアクティビティガイド」なんてのは,ダメかしらん.
一般受けしないか..^^;
この「運動」の問題は,また別の機会に述べることとします.
ちょっと古い情報ですが,
私のサイトのサブコンテンツ「歩いて元気に」の中にも,運動のことを書いています.
もしよろしければ,ご参考まで.
この記事へのコメント
しかしそもそも、出来るだけお金をかけずに国民を健康に導くにはどうしたらいいか、というのが根底に見え隠れしていますね。
だから最後が薬なんですね。
国民が皆運動し、禁煙したら、確かに医療費は相当削減出来るわけで、
これはこれで素晴らしいスローガンといえるのですが、
しかしカネがないから、というところが強調されているようで、
なんともセコい戦略だなという気もしますね・・・。(^^;)
みなさんのおかげです.
確かに.最近の施策は,どれをとっても財政難ゆえ..に見えます.
今回のこれは,確かにおもしろい.
けれども,すでに分かっている人も多い気がしますし,
それより,無駄遣いを改める方が先にないと,みんなも納得しないでしょう.