遺伝子に刻まれた人格情報－DNA気質－: ここからぶろぐ（こころとからだと魂のブログ）

2010年03月28日

遺伝子に刻まれた人格情報－DNA気質－

人間の遺伝子には，
先祖代々受け継がれてきた過去の行動パターンの情報が刻まれています．
本当の自分の性格や行動パターン，自分らしさのもと…これがDNA気質．
自分のDNA気質を知ると，
他者を妬んだり，自分にイラついたり，自信をなくしたりすることがなくなって，
本当の自分が見えてきます．

人は万能ではありません．
この気質の特徴を理解し，弱点をうまくカバーすることで，
生きることが…ぐんと…ラクになってきますよ！

１年半前，私はこんなことを書きました．
私が「DNA気質」という耳慣れない言葉を知って，ほどない頃のことです．

あれから私は，この「SAT気質コーチング法」を，その発案者からしっかり学び，
いまでは，お顔を拝見しただけで，
かなりの確率で，その方のDNA気質を当てられるまでになっています．
また，このDNA気質について，周りの方に広めることで，
対人関係にお悩みのみなさまが少しでも楽に生きられるようにと，
支援もさせていただいています．

気質とは一般に，「個人の示す情動反応の特徴」であり，「自律神経系や内分泌系といった生理学的な反応性と関連していると考えられ，外界の刺激に対する感受性や反応の強さに関する個人差を説明する概念であるとともに，パーソナリティの基盤をなす個人の特性である」
外界の刺激に対して，どのように情動反応するかは気質の特徴によるところが大きい

気質の説明は，教科書的にはこのように書かれています．
（引用:宗像恒次「SAT法を学ぶ」）

「気質」という概念は，宗像先生が発案したものではなく，それより以前からあったものです．
しかし，

外界刺激に対する「感受性や反応の特徴」としての人格気質には，クレッチマーが報告した「循環気質」「粘着気質」「自閉気質」という3つの人格気質（性格気質）を採用
人格気質の感受性や反応の「強さ」を決める気質として，下田光造の「執着気質」やクロニンジャーのいう「新奇性追求気質」「不安（損害回避）気質」の3つの気質を加えた

と本人が仰るように，6つに分類し，わかりやすくしたのが宗像先生なんです．

気質自体は外界刺激に対する「感受性や反応の特徴」であり，とくにストレスや心身の状態に関連する強い相関関係はみられない

このように，「その人のこころのありようの柱となる気質」
すなわち「人格気質」が以下3つ．
・循環気質（躁うつ気質）
・粘着気質
・自閉気質（統合失調気質）

そして，「人格気質の発現のし方やその程度を決めている気質」
すなわち「ストレス気質」が
・執着気質
・不安気質（損害回避気質）
・新奇性追求気質
ということになります．

といっても，この用語は心理を学んだ人でないと解りませんよね？

ご安心ください．もっとやさしい本を見つけました．
『幸せになるDNA結婚』

これも，宗像先生．考えましたね(^^)

生き方を決める３つの人格気質
　循環気質　⇒　ヒロイン気質
　粘着気質　⇒　オヤブン気質
　自閉気質　⇒　マイペース気質
幸せのカギを握る３つの気質
　執着気質　⇒　キッチリ系
　不安気質　⇒　ピリピリ系
　新奇気質　⇒　イキナリ系

どうでしょう．ずいぶんイメージしやすくなったでしょ？

循環は，人から認められ愛されたい．周りと一緒に愉しみたい．
粘着は，俺について来いのオヤブンかセワヤキ女房．慈愛心で人を愛するタイプ．
自閉は，自分の世界を大事に生きる人．

人は人から無条件に愛されないと自分を認め，愛することができません．
自分を愛し自分に自信がない状態では，人を愛することができません．
この3つの愛を，SAT法では慈愛願望欲求，自己信頼欲求，慈愛欲求と呼び，
「心の本質的欲求」として，人はその欲求充足を求めて生きていると考えます．
うまくバランスがとれていることが大事なのですが，
気質によって，その主たる欲求が違うのだと解釈できますね．

執着は，完璧主義で，もっともっとと自分にも他人にも高い要求水準を求めます．
不安は，いつも不安で神経質．
新奇は，情熱的で探究心旺盛だけれども目移りしやすく衝動的．

今日はDNA気質のアウトラインについてお話してみました．
気になったあなた．
上に紹介した本を一度手にとってご覧になってください．
血液型占いよりは，絶対に確かでオススメですよ！