パワハラ対策についての一考察

ここ何年か、アドバンテッジリスクマネジメントという会社にお世話になっている。
私が幹事をさせていただいている「さんぽ会・名古屋」にも、よく来て下さるところだが、
その会社が、昨年12月、「パワハラ対策の取り組みに関するアンケート」というものを行なっている。

2018年12月19日(水)~2018年12月28日(金)
「パワーハラスメント」について、各企業・団体における取り組み状況、政府が推進する法案に対する意識を調査する。
地域:全国
対象者条件:当社のメールマガジン会員のうち、ハラスメントの取り組みに関わる担当者
(当社サービスをご利用の企業さま以外も含みます。)
回答者数:268名


先日、ポートメッセ名古屋で行なわれた「第一回名古屋 HR EXPO」で、ブースにお邪魔したことに対するお礼として、紹介いただいたレポートです。


アンケート結果提示後、以下のような見解が書かれている。
アンケート結果の全体から、
・「指導」と「パワハラ」の線引きが明確になっていないこと
・慎重になるあまり、部下とのコミュニケーションが希薄になること

が、パワハラ対策推進上の課題であると捉えられる。

法制化により、「パワハラ」の線引きに関するガイドラインが策定されることを期待する声が挙がっており、対策を進めるうえでのよりどころとして、共通指針が求められていることがうかがえる。

一方で、パワハラになることを恐れて、部下とのコミュニケーション不全に陥ることも懸念され、部下のやる気を引き出しワークエンゲージメントを向上させる機会が失われるともいえる。

受け手自身も些細なことで「パワハラ」であると拒絶するのではなく、出来事を正しく認知し、受け止め方を見直すトレーニングが必要になる。カウンセラーなど第三者の専門家が彼らに客観的な見方を差し伸べることもときには必要かもしれない。

パワハラ問題は日頃のコミュニケーション欠如に起因するもので、互いの信頼関係が構築されていればパワハラの発生は防げるともいえる。
法制化はその後ろ盾に過ぎず、まずは互いの感情を読み取り、適切に感情をコントロールすることがパワハラの根本解決として重要なのではないか。



パワハラ対策、あなたはどう思いますか?




キーワードは、ここ!
パワハラ問題は日頃のコミュニケーション欠如に起因する

なので、この見解でも述べられているように、
大事なことは「法制化」ではないということ。

いまだに、なんでもかんでもルールで縛ろうとする対応が多い。
ルールを作って、それに従わないものには罰を与える。
恐怖政治だ!
こういうのを見ると、私は悲しくなってくる。
これはきっと、私の心の奥底にある克服課題だとは思うが、
あんた一体何様だ!
と、とても強い抵抗感を覚える。

みな同じ「人」のことなんだよ。
なのに、なんで人が縛るかな。
これは、互いの信頼関係構築とは、真逆の行為じゃないのかな。
だから、パワハラがなくならないんだよ。

なのに、
・国の指針があることが社内で動きやすいため。
・義務化されると、経営層への説明がしやすくなるから。
・担当部門として、問題となったときに後ろ盾となるから。
・一定の拘束力があった方が、社員にも納得性が高くなると思うから。

こんな意見を聞くと、
本当に悲しくなるというか、
自分で考えないいまの日本人の習性か、なんて思ってしまう。


私は、信頼関係を構築するために、別の方法を提案します。
キーワードはです。


もう1つ、言いたいけど、長くなるので次回に。


この4月から、名古屋・ナユタビルで勉強会をする。
同時に「しあわせワーカー増殖計画」というプロジェクトを、三ッ口洋一さんとやる。
その中で、こんなことも話題にするかもしれない。

詳細情報は、以下から発信されるので、お楽しみに!

●ナユタオープンフォーラム2019のフェイスブックページ
https://www.facebook.com/groups/1861402287478957/

●レンタルオフィス ナユタビルのLINE@
@NAYUTA BLD
※登録していただけると、セミナー3回の参加で利用できる特典付。

それと、私のフェイスブックページ
●横地会 based on the SAT
https://www.facebook.com/Yokochikai/
これにも、ぜひ「いいね!」をして、チェックしておいてほしい。
マスコミが伝えない真実ももっと出していくから、乞うご期待!

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